営業
プロフィール
専門学校へ進学する際に「自動車整備」との進路を決めたが、それ以前は、はっきりと「クルマ関係」とは決めていなかった。この進路決定には、同じく自動車整備に携わっていた父の影響があったかもしれないという。加えて、手に職、歳を重ねても「働く場所に困ることは少ない」というメリットを感じ、自動車整備という進路を選んだという。
(※文章中の所属・担当・役職等は取材実施時点の内容です)
メカニックとしてのスキルアップに、
異動の経験を生かせると思う。
決して多いわけではありませんが、ダイハツ北海道販売では、メカニックも店舗異動をすることがあります。多くは工場に欠員が生じたり、メカニックが工場の現場からフロントに移った場合に、他店舗の工場から異動となることがあるのです。
私の場合は、入社後の配属先だった新琴似店からここ白石店への異動を経験しました。この異動を通じて学んだことはたくさんあります。異動と聞くとネガティブなイメージを持たれるかもしれませんが、そうではないという経験をお話ししてみます。
最も「勉強になる」と感じたことは、作業環境の変化への対応です。同じダイハツ北海道販売社内でも、店舗ごとに作業の進め方などが少しずつ異なります。そのため、それまで知る機会が無かった「より効率的な作業方法」や「スキル」に触れられました。また、そうした環境に移ったときの対応の仕方、吸収の仕方というのも、私にとっては良い刺激になったと思っています。
たしかに、慣れ親しんだ環境や同僚などとの別れの寂しさは感じましたが、それ以上に「異動を経験して良かった」「メカニックとしてのスキルアップにつながった」と感じることのほうが多いように思います。
店舗は、工場も含めて一つのチーム。
チームプレーで貢献できる喜びがある仕事です。
私が所属する白石店は、対象となるエリアが広く、多くのお客様がいらっしゃいます。私たちメカニックとしては、その分作業が多くなるのですから「キツイのでは?」と思われるかもしれません。でもその分、喜びも多くなる点に注目してもらいたいですね。
忙しい工場ではありますが、一番の喜びは、忙しい分より多くのお客様の笑顔と出会えることです。「点検、修理が終わった」という安心感から、笑顔でお帰りなるお客様が多いことは、私たちにとっては大きな励みになります。
また、工場がある店舗は、いわば「一つのチーム」のようなものです。そして、そのチームとしての店舗に割り振られた目標を達成する喜びを感じる機会も、お客様が多いほど増えるものです。
私たち整備部門にも、店舗として達成を目指す目標の一部として、入庫する台数や点検・整備、修理などに関する費用(金額)といった目標が割り振られます。
この目標を達成できる可能性が増えるわけですから、店舗というチームの一員として、「目標達成への貢献」という喜びを感じる機会が多くなるというわけです。
難しい作業をやり遂げる喜びに加えて、
毎日の小さな達成感にもやりがいを感じています。
「仕事のやりがい」について改めて考えてみると、「クルマが大好きだから仕事にやりがいを感じている」ということではなないですね、残念ながら。
では何か? といえば、少し前までなら、エンジンを下ろして行う重整備や故障診断など、難しい作業をやり遂げたときなどにやりがいを感じていましたが、今は少しやりがいを感じるポイントが変わってきました。
少しずつ、難しい作業を任される機会が増えたこともありますが、そうした難しい作業だけでなく、日々のちょっとした作業であっても、予定した時間内で終えられたり、時間よりも早く完了させることができたりなど、「小さな達成感」にもやりがいを感じることが多くなってきたと思います。
そして、そうした積み重ねが、先ほどお話しした「目標達成」へとつながっていく喜びというのでしょうか。
そうした点を意識するようになってから、仕事の楽しさが、より一層増したように思います。そしてこの感覚を、多くの皆さんと「共有していければ」と思っているんですよね。ダイハツ北海道販売の工場でお待ちしています。
メッセージ
カーディーラーのメカニックは「接客もあるらしいから嫌だな」と思っていませんか? 実は私もその一人でした。ですが、実際にやってみると「整備や修理の仕事だけではない」というところに、接客の魅力を感じています。お客様が感じていらっしゃる、考えていらっしゃることを直接聞くことができる機会は、すごく勉強になります。今では、接客があるカーディーラーを選んで良かったと思っているんですよ。