ダイハツ北海道販売で「メカニックの仕事に就く」ということ
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美しが丘店 工場長
押野 宏信
2001年入社 -
岩見沢店 工場長
城村 昌利
2011年入社 -
サービス管理
海堀 幹央
2003年入社
(※所属・担当等に関する話題、表記などは座談会実施時点のものです。)
ダイハツ北海道販売の職場環境を表すキーワードは「フレンドリー」
僕は、実は他社ディーラーでもメカニックを経験したことがある中途入社。途中、他業種に少し寄り道してしまったけど、資格と経験がある「クルマ業界に戻ってきた」という感覚でダイハツ北海道販売に入社したんだよね。入社後真っ先に感じたことは、チームワークの良さだね。
他社から移ってきた人たちって、皆が言うよね「チームワークが良い」「皆、仲が良いよね」って。
それから、僕が前に経験した会社とはクルマのサイズ感が全然違うし、一つひとつの作業に掛ける時間も違う。ダイハツ北海道販売の場合、作業の流れが速いっていう印象を受けたんだよね。
そうかもしれないね。入庫数が多いこともあるけど、作業の流れがしっかりとできているからだと思うな。
で、僕の場合なんだけど、専門学校卒業を控えた就活では、じつはあまり深く考えずにダイハツ北海道販売を選んだんだ。
一番の理由は「部品が軽そう!」という点(笑)。
そして僕が就活した当時は、軽自動車人気が高まって来た頃だったからかな、迷うことなく決めたんだよね。
当時の工場には、すごいメンバーが揃っていたのでは?
たしかに。現在の課長や部長、工場長クラスの皆さんが、まだ現場で仕事をしていた時期だった。
そのことと直接関係あるわけではないけど、入社当時は「工場は怖い場所」というイメージだったんだよね。でも、実際に入社してみると全くそんなことはなかった!(笑)
とてもフレンドリーな雰囲気で、楽しく仕事ができたんだ。今日まで仕事を続けて来られたのは、その雰囲気のおかげだと思うな。
僕が入社した当時の「すごい人」は、海堀さんだった。工場で一緒に仕事をしながら、「作業が早い!」と感じていた。
海堀さんは人をまとめるリーダシップもあったから、工場内をまとめてくれていた。僕は中途入社で海堀さんより後から入社したけど、海堀さんとは同い年。本当に「凄く作業が早い」って思っていたんですよね。
そういう城村君の印象は「意外と堅い」だった(笑)。
今では経験も充分に積んで視野も広がり、周囲のこともよく見えていると思う。だから期待もされているよね。
でも入社当時は、作業に集中すると周囲が見えなくなるタイプだった。
それって褒めてます!?(笑)
もちろん! 若いうちというか、仕事を覚えなければならない時期には、それくらい集中して作業に取り組むのは良いことだと思う。
なるほど。それにしても海堀さんは、本当に作業が早かった。
丁寧に時間を掛ければ、海堀さんがやっていた作業を、当時の僕でも再現できたと思う。でも、海堀さんと同じスピードで作業しようとすると「いや、できない…」という。
城村君も押野さんも、年次を重ねてもう理解しているだろうし実践していると思うけど、作業のスピードは事前の段取りが最も重要。
ある程度経験を積むことも必要かもしれないけど、作業の順序さえアタマに入っていれば、それなりに作業スピードを上げていくことができる。あとは、自分で目標を決めて取り組んでいくことかな。
それは良くわかりますね!
僕もやっぱり同じですよ。そして、僕には負けず嫌いなところがあるので、スピードだけでは無く「ミスをしないように」ということも心がけてやってきた。
でも、ある作業をしながら「次は何しよう、あれしよう」とか次のことを考えながら作業しているので、確実な作業が身につくまでは、ある程度の経験は必要だよね。経験があるからこそ「次」が見えてくるのだと思うな。
安心してダイハツ北海道販売に飛び込んで来てほしい!
新入社員が入ってくると、僕たちは「今はできなくて当たり前」という感覚で接するようにしているんだ。今、その作業ができないからといって、腐る必要は無いと思うんだよね。
何か一つでも「できる作業」が身につけば、そこからは(成長は)早いと思う。次のステップとしては、何かの修理を完了させられるようになり、その次には…という感じで、次々と「できる作業」が増えていく。最初こそ時間が掛かってしまうかもしれないけど、できることが増える都度、達成感を味わってほしいよね。
経験が浅いうちは「できないことが当たり前」というのは、その通りだと思う。
あとは、人によって異なると思うけど、技術や知識が不足しているのか、もしかしたらコミュニケーションが苦手で、「どうしたら良いか?」と聞けずにいるから手が止まってしまうのか。
こうした部分については、新入社員を現場で指導する僕たちが目を配っていかなければいけない部分だよね。
新入社員研修は本社で行い、配属後は店長や工場長を通じて押野さんや城村君たちのような先輩社員に日々の指導はお任せすることになるんだけど、僕たちと同じような考え方で新入社員育成に当たってもらえてうれしい。
新入社員にもいろんなタイプのひとが居るので、この新人に対しては「こう接したほうが良いな」といった部分は、これも経験が必要かもしれない。
で、僕たちはこれまでにいろんなタイプの新人を見ているので、ある程度は一人ひとりに合わせた対応ができる。だから、安心して入社してきて欲しいと思うんだ。
「コミュニケーションが苦手で手が止まってしまうタイプ」というのは、よくわかるな。
僕たちがどれだけフレンドリーに接したとしても、新入社員にしてみると、それでも「話しかけにくい」という感覚ってあると思うんだ。「聞きたいけど、今声を掛けて良いのかどうかわからない」とかね。
僕たちにしてみたら、「いつでもOK」なんだけどね!
だから、そういうタイプの新人だとわかったら、僕は「次に何をしたら良いか?」という部分まで、細かく指示を出すようにしているんだ。
そして、その指示が10回から8回、6回と少しずつ減っていく。そういう「段階を経て」という方法もある。
そうやって自分たちの仕事の進め方を伝えて、少しずつ「戦力」への成長をサポートしてあげて欲しいんだよね!
お客様の安全、工場内の安全のためにも、ときには厳しさも必要
ご存じだと思うけど僕の仕事は、大まかに言えば「メカニックの教育担当」。社内の試験やダイハツ検定など資格取得に関わる部分が大きいのだけど、現場の協力も欠かせないと思っているんです。
たとえば、検定に向けた実技指導の部分。少し強めの負荷をかけるつもりで、現場でも指導してもらえればと思っているんです。
特にダイハツ検定1級となると、しっかり自分を追い込んで準備をしていかないと、まず受からないからね。
僕のイメージとしては、海堀さんは、どちらかといえば「鬼コーチ」系(笑)。
今は違うでしょう! それは工場時代の話でしょう!(笑)
僕は怖かったですね。何度も言いますが、同い年なんですけどね!(笑)
鬼コーチまではいらないと思うけど(笑)、普段の仕事でも、ときには「厳しさ」は必要だと思うんだよね。
たまたまやってしまった小さなミスであれば「気をつけて」で済ませられるけど、走る・曲がる・止まるに関わる「重要部品」の場合は、そうはいかないからね。
たとえばブレーキ周り。ここでミスをすると重大な事態に陥りかねない。だから、そういうときは強めに注意する。少し「圧」を掛けますね。
強めにって、「何やってんのよー!」とか!?(笑)
いいえ。海堀君とは違います(笑)。
「そこでミスをしてはダメだ」ということを解ってもらいたい。だから「そのミスは、絶対にダメだ」と強めに伝える。そうすると、「いつもと注意のされ方が違うな」と感じてもらえると思う。そして「この作業にミスはダメなんだ」ということが伝わると思う。
そのうえで、ダブルチェックの重要性などにも気づいてもらいたいんだよね。
ミスは、油断していると起こってしまう。僕たちの仕事にミスが紛れ込むと、お客様に迷惑をかけてしまうことになる。そんなときにフォローに回るのも僕たちの仕事として……
いやいや。ミスは未然に防ぎましょう。そして、万が一起きてしまったとしたら再発防止!
そうですね。だからこその「声出し」「指さし確認」「ダブルチェック」。徹底します。
お客様はもちろんですけど、僕たちにとっての「安全」を確保するためですからね!
そうそう!
最後に何だか「ミス」の話になってしまったけど(笑)、それだけ「責任ある仕事」という話だと思う。だからその分、やりがいがあるし、ステップアップできたときの喜びも大きいよね。
ダイハツ北海道販売ならではの「チームワークの良さ」「フレンドリーな職場環境」で、これから入社してくる皆さんにもぜひ、仕事を通じて得られる「喜び」を共有していきたいね。
まずは工場見学などの機会にお会いできることを楽しみにしています!